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IR情報 アニュアル・レポート | 宝ホールディングス株式会社

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Academic year: 2018

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(1)

Established

Strengths,

Sustained

Progress

(2)

自然との調和を大切に、

発酵やバイオの技術を通じて

人間の健康的な暮らしと

生き生きとした社会づくりに貢献します。

企業理念

将来見通しに関する注意事項

 この報告書に記載されている、当社および当社グループの現在の計画、見通し、戦略、確信等のうち、歴史 的事実でないものは、将来の業績に関する見通しであり、これらは現時点において入手可能な情報から得ら れた当社経営陣の判断に基づくものですが、重大なリスクや不確実性を含んでいる情報から得られた多くの 仮定および考えに基づきなされたものであります。実際の業績は、様々な要素によりこれら予測とは大きく 異なる結果となり得ることをご承知おきください。

(3)

わたしたち

TaKaRa

グループは、日本伝統の酒造りの発酵技術と最先端のバイオ技術

の革新を通じて、食生活や生活文化、ライフサイエンスにおける新たな可能性を探求し、

新たな価値を創出し続けることによって、社会に貢献しています。

宝ホールディングスは、酒類事業や調味料事業を展開する宝酒造グループ、バイオ事業

を展開するタカラバイオグループに加え、健康食品事業の成長を加速させる役割を担う

宝ヘルスケアを傘下に置く持株会社として、グループ全社の経営を調整・統括し最大限

の事業成果を追求しています。

Contents

プロフィール...1

営業概況 ...2

宝ホールディングスの事業戦略 ...4

社長インタビュー ...6

特集 Established Strengths, Sustained Progress ...11

事業概要 ...16

宝ホールディングスの歴史 ...20

コーポレート・ガバナンス ...22

役員 ...24

社会・環境活動...25

6年間の主要連結財務データ ...26

ファクトシート ...27

主要子会社データ ...28

(4)

バイオ事業

売上高

(百万円)

営業利益

(百万円)

物流事業

売上高

(百万円)

営業利益

(百万円)

その他事業

売上高

(百万円)

営業利益

(百万円)

酒類・調味料事業

売上高

(百万円)

営業利益 (百万円)

「安定性」と「成長性」の両軸で、

グループの飛躍を実現する

TaKaRa

グループの事業は、酒類・調味料、バイオ、物流、 その他の

4

つのセグメントから構成されています。酒類・ 調味料事業は安定した収益により、グループの強固な事業 基盤を支えています。一方で、バイオ事業、健康食品事業 は高い成長性を持っており、将来の飛躍を担っています。

営業概況

82.8

%

9.9

%

4.3

%

3.0

%

セグメント別 売上構成比

売上高

190,525

百万円 (前期比98.8%)

(百万円)

2 0 0 8 /3 2 0 0 9 /3 2 0 1 0 /3

1

9

1

,8

7

8

1

9

2

,7

9

0

190,525

2008/3 2009/3 2010/3

8,506 8,851 8,572

営業利益

8,572

百万円 (前期比96.9%)

(百万円)

2010年3月期

TaKaRaグループの事業構造

宝ホールディングス

宝酒造グループ

酒類・調味料事業 物流事業

タカラバイオグループ

バイオ事業

宝ヘルスケア (健康食品事業)

機能会社グループ (印刷事業・不動産賃貸事業など)

その他事業

(5)

バイオ事業

売上高

(百万円)

営業利益

(百万円)

物流事業

売上高

(百万円)

営業利益

(百万円)

その他事業

売上高

(百万円)

営業利益

(百万円)

酒類・調味料事業

売上高

(百万円)

営業利益 (百万円)

2008/3 2009/3 2010/3

156,780 159,386 157,755

2008/3 2009/3 2010/3

8,187 8,481 8,232

2008/3 2009/3 2010/3

19,793

18,402 18,900

2008/3 2009/3 2010/3

570

437

564

2008/3 2009/3 2010/3

8,762 8,779

8,218

2008/3 2009/3 2010/3

448

482

384

2008/3 2009/3 2010/3

6,540

6,222

5,650

2008/3 2009/3 2010/3

23

117

162

セグメント概況

 当期の当セグメントの売上高は、前期比99.0%の157,755百万円、売上構成 比は82.8%となりました。

 景気低迷による消費マインドの減退や、外食市場の冷え込みなどにより、非常に 厳しい市場環境となるなか、全量芋焼酎「 一い っ こ も ん刻者 」などの高品質ブランドや、極上 <宝焼酎>、「 焼酎ハイボール 」などの低価格志向に応える商品は順調に推移しま したが、本格焼酎「よかいち」や高級ワインの売上減少、円高の影響による海外子会 社の売上減少などにより、減収となりました。

 利益面では、原材料価格の安定とコストダウン施策の継続により売上原価率が改 善したものの、商品構成の変化によって販売促進費が増加したため、営業利益は前 期比97.1%の8,232百万円となりました。

セグメント概況

 当期の当セグメントの売上高は、前期比102.7%の18,900百万円、売上構成 比は9.9%となりました。

 遺伝子工学研究分野において、主力製品である研究用試薬の売上高が円高の影響 で減少しましたが、理化学機器や、遺伝子医療分野におけるがん免疫細胞療法に関す る技術支援サービス、医食品バイオ分野におけるキノコ関連製品の売上増加により、 増収となりました。

 利益面では、売上高の増加による売上総利益の増加に加え、販売促進費等の減少

によって販売費及び一般管理費が減少したため、営業利益は前期比128.9%の

564百万円となりました。

セグメント概況

 当期の当セグメントの売上高は、前期比93.6%の8,218百万円、売上構成比は 4.3%となりました。

 宝酒造の物流総代理店として効率化によるコスト低減に努めるとともに、通販・ 販促物流の新規事業展開など外部販売の拡大に注力しましたが、景気低迷の影響 や、同業他社との価格競争激化などの影響を受け、減収となりました。

 利益面では、売上高の減少による売上総利益の減少に加え、販売費及び一般管理 費が増加したため、営業利益は前期比79.6%の384百万円となりました。

セグメント概況

 当期の当セグメントの売上高は、前期比90.8%の5,650百万円、売上構成比は 3.0%となりました。

 健康食品事業、印刷事業および不動産賃貸事業を中心に展開するなか、健康食品 事業ではフコイダンを中心に売上高が増加しましたが、印刷事業において売上高が 大幅に減少したため、減収となりました。

(6)

宝ホールディングスの事業戦略

酒類・調味料事業で安定した収益基盤を作り、

バイオ事業と健康食品事業で、飛躍的な成長を遂げる

TaKaRa Evolution-100

より

TaKaRa

グループ

7

次中期経営計画

成長投資と株主還元を通じ、中核事業の持続的安定成長と、成長事業育成

の加速を実現し、企業価値の向上を目指す

基本方針

(※3)以下の式で算出します。 株主還元性向= 株主還元総額(配当総額+自己株式取得額)

みなし連結当期純利益※4 ≧ 50%

(※4)みなし連結当期純利益=(連結経常利益−受取利息・配当金+支払利息)×(1−法定実効税率)

100

億円

以上の実施

(これまでの2倍規模)

100

億円

以上

成長のための投資

3ヵ年累計

株主還元総額

3ヵ年累計

50%

の設定

※3

株主還元性向

下限値

既存事業における通常の投資に加え、成長のための投資に資金を投下し、そして積極的な株主還元を実施する。      TaKaRaグループ連結で、2011年3月期売上高2,000億円以上、経常利益100億円以 上※1を目指します。また、利益をあげ自己資本をコントロールすることで、自己資

本利益率の改善に努めます。

■宝酒造グループ

2011年3月期売上高

1,750

億円

以上 経常利益

80

億円

以上※1

■タカラバイオグループ

2011年3月期売上高

193

億円

 経常利益

10

億円

※2

■宝ヘルスケア

タカラバイオの技術を活かした商品における通信販売顧客の獲得を最優先の戦 略として活動する。

定量目標

(TaKaRaグループ)

(※1)第7次中期経営計画策定時に掲げた定量目標であり、2011年3月期の業績予想ではありません。 (※2)タカラバイオグループでは、事業環境を鑑み毎年3ヵ年の事業計画を更新しています。2010年5月に発表

した最新の中期経営計画では、最終年度(2013年3月期 )の定量目標として売上高215億円、経常利益

12億円を掲げています。

財務戦略

0

2008/3 2009/3 2010/3 2011/3*1

150,000 160,000 170,000 180,000 190,000 200,000

0 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000

(目標) (百万円)

売上高(左軸) 経常利益(右軸)

TaKaRa

グループは、

2000

年に策定した

10

年間にわたる長期経営構想「

TaKaRa Evolution-100

(「

TE-100

」)」のもと、「業績

の進化」「事業の進化」「経営の進化」「風土・人財の進化」「社会・環境行動の進化」という

5

つの進化の実践に取り組んでいます。 この中では、酒類・調味料事業を安定した収益基盤、バイオ事業と健康食品事業をさらなる成長を担う事業と位置付け、真の 企業価値(

value

)の向上に努めています。

(7)

酒類・調味料事業

戦略目標

厳しい市場環境下においても、国内酒類事業の収益力を維持・向上させ、

同時に、国内外の伸びる市場にチャレンジする。

3

年間の位置付け

持続的に安定した利益を創出し、確固たるキャッシュフローを下支えする。同時に、成長分野に関しては、成長事業への道筋を明ら かにし、将来キャッシュフローを明確にしていく。

行動テーマ

国内酒類事業: 強いブランドを複数持つ、強固な利益基盤の確立 コスト削減活動の継続と生産性向上の推進

海外事業:清酒と調味料の二つのカテゴリーを柱に、全世界のグランドデザインを構築

加工業務用調味料事業:顧客視点に立った商品開発・営業活動で、加工業務用調味料メーカーとしての飛躍を目指す

バイオ事業

戦略目標

「遺伝子工学研究分野」の事業の拡大・安定化を図り、

「医食品バイオ分野」の収益改善を進め、

「遺伝子医療分野」における研究開発をさらに積極的に推進する。

3

年間の位置付け

遺伝子医療の商業化の加速と、それを支える収益基盤の強化を行い、将来キャッシュフローの拡大を図る。

行動テーマ

遺伝子工学研究分野:収益基盤のさらなる強化

遺伝子医療分野:早期商業化を目指した臨床開発の推進

医食品バイオ分野:健康志向食品やキノコの売上拡大による収益改善

健康食品事業

戦略目標

タカラバイオの技術を活かした商品における通信販売顧客の獲得を最優先の戦略として活動する。

3

年間の位置付け

将来、TaKaRaグループの収益の柱となるような成長事業として確立できるよう、事業基盤の構築に注力する。

行動テーマ

広告宣伝の継続や販路拡大などの先行投資の実施

ガゴメ昆布「フコイダン」シリーズの拡大

(8)

TaKaRa

グループは、高い技術力を活かした個性豊かな商品や革新的な技術サービスを世に送り出す

ことで成長を遂げ、安定した収益基盤を築いてきました。

TaKaRa

グループの最大の強みは、安定的な

収益基盤事業と有望な将来性のある成長事業とを併せ持つ事業ポートフォリオにあると考えています。

業界再編などの変化の激しい事業環境においても、この強みを活かし長期的な視点を持って独自の成

長戦略で前進し続けます。

基盤事業で安定した収益をあげながら、

成長事業を育成していくことで、

TaKaRa

グループの企業価値向上に

努めてまいります。

大宮 久

宝ホールディングス株式会社  代表取締役社長

(9)

2010

3

月期( 以下、当期 )の

TaKaRa

グループ( 以下、当 社グループ )の連結業績は、景気の低迷による低価格志向の高 まりや酒類消費の減少、円高の進行などにより、売上高が前期 比

1.2%

減収の

1,905

25

百万円、営業利益が前期比

3.1%

減益の

85

72

百万円となりました。また当期純利益は、繰延

税金資産の計上で法人税等調整額が大きく減少した前期に比 べ

17.1%

減益の

46

77

百万円となりました。

事業グループ別に見ますと、酒類・調味料を扱う宝酒造グ ループでは、景気低迷の影響を受け、物流会社や高級ワインの 輸入販売会社などの業績が悪化し、減収減益となりましたが、 宝酒造単体では前期並みの営業利益を確保しました。厳しい 外部環境においても、こだわりゾーンの全量芋焼酎「 一い っ こ も ん刻者 」 や本格麦焼酎「知しらしんけん心剣」、スタンダードゾーンの極上<宝焼酎> や「 焼酎ハイボール 」などの売れ行きは堅調に推移しており、 宝酒造が技術力を結集し他社との差別化を図ったこだわりの 商品群は、不況下においてもお客様のご支持を集めているこ とを実感しています。

タカラバイオグループにおいては、遺伝子工学研究分野に おける理化学機器、遺伝子医療分野におけるがん免疫細胞療 法に関する技術支援サービスなどの売上の増加と、販売費及び 一般管理費の減少により増収増益となり、

3

期連続での営業黒

字を達成しました。研究用試薬の経年に伴う売上高の変化に 対しては、毎年新製品を投入して商品構成を拡充することで、 売上高の安定的な確保につなげています。

宝ヘルスケアについては、注力商品であるフコイダンシリー ズを中心に、通販ルートの売上が順調に伸長し、営業損失も改 善しました。

総じて当期は、当社グループの強みである事業ポートフォリ オと商品ラインナップを活かし、厳しい事業環境による影響を 最小限にとどめることができたと評価しています。

2010

3

月期の業績についてお聞かせください。

景気低迷や円高の影響を受け、売上高・営業利益ともに前期を下回ったものの、

TaKaRa

グループの強みを活かし、その影響を 最小限にとどめることができました。

Q

1

2009年3月期実績

2010年3月期実績 宝酒造グループ

タカラバイオグループ

その他

192,790

190,525

2,331

411

345

売上高前期比:

2,265百万円 為替影響額:

1,758百万円

2009年3月期実績

2010年3月期実績 宝酒造グループ

タカラバイオグループ

その他

8,851

8,572

335

69

126

営業利益前期比:

278百万円

為替影響額: 113百万円

営業利益

(単位:百万円)

売上高

(単位:百万円)

(10)

当期の取り組みを通じて、第

7

次中期経営計画(以下、第

7

次 中計 )に掲げた施策が具現化し、当社グループが次に進むべき 方向性を示すことができたと考えております。

宝酒造グループでは、国内酒類事業において、景気低迷で消 費者の生活防衛意識が高まる中、消費者の節約・低価格志向へ の対応として、極上<宝焼酎>、「 焼酎ハイボール 」といったス タンダードゾーンの商品の拡販に注力しました。また同時に、 景気回復局面を見据え、全量芋焼酎「 一刻者 」、本格麦焼酎「 知 心剣 」、松竹梅「白しらかべぐら壁蔵 」<生き も と純米>などのこだわりゾーンの 商品についても、業務用ルートにおける間口を拡大することが できました。

また、加工業務用調味料事業においては、酒類卸や食材卸、 加工食品メーカー、中食・外食など、それぞれのユーザーのニー ズに合わせた営業体制を確立しました。海外事業では、フラン ス最大規模の日本食材輸入卸会社である

FOODEX SAS

(以下、

フーデックス社 )の株式の

80%

2010

4

月に投資総額

35

億円で取得し、欧州での流通網を獲得しました。今回の決定 は、宝酒造グループとしてヨーロッパにおける卸事業に参入す

ることで、日本食材流通の拡大および日本食文化のさらなる 浸透を図るとともに、そのシナジーを活かして、清酒や調味料 の売上を拡大させることを狙ったものです。米国においては、 景気回復後の清酒市場の拡大を見据え、重点市場別、チャネル 別に売上拡大を図るとともに、生産拠点の製造能力を増強し ました。

タカラバイオグループでは、遺伝子工学研究分野において、 米国クロンテック社製品の中国への製造移管を引き続き実施 し、価格競争力を強化することができました。

遺伝子医療分野においても、着実な進展が見られました。遺 伝子治療では、三重大学医学部附属病院と共同で、

TCR

遺伝

子治療の臨床研究を

2009

8

月に開始するなど、商業化に向

け進展が見られました。細胞医療では、医聖会百万遍クリニッ クにおいて、「レトロネクチン®誘導

T

リンパ球療法 」の有償治 療を

2010

5

月より開始することができました。

健康食品事業を担う宝ヘルスケアでは、「

TaKaRa

フコイダ

ンサプリ

50

」を中心に定期配送コースの顧客が増加し、通販 ルートの売上高が順調に伸長し、収益の改善が見られました。

第7次中期経営計画 の進捗状況と評価をお聞かせください。

酒類・調味料事業の海外展開に向けた施策や、バイオ事業における遺伝子治療・細胞医療の臨床開発など、当社グループの将来に 向けた布石を打つことができました。

Q

2

第7次中計の進捗

(対象期間:

2008

4

月∼

2010

3

月)

第7次中計テーマ これまでの歩み

宝酒造グループ

国内酒類事業の収益力の維持・向上

差別化された商品の開発・育成 本格麦焼酎「知心剣」、松竹梅「白壁蔵」<生 純米>を発売全量芋焼酎「一刻者」を中心に品質訴求商品のブランド育成を実施

利益マネジメントの徹底 販売促進費の効率的な活用を実施販売予測の精緻化により、未出荷ロスを削減

国内外の伸びる市場へのチャレンジ

海外事業 米国清酒市場の拡大を見据え、米国宝酒造の製造能力を増強 仏フーデックス社への資本参加により、欧州での販路拡大

加工業務用調味料事業 機能性と経済性をもつ商品ラインナップを充実新規大口ユーザーの開拓、大口ユーザーにおける取扱品目の拡大を推進

タカラバイオ グループ

遺伝子工学研究分野の事業拡大・安定化 米国クロンテック社製品の製造を中国(大連)へ移管し、価格競争力を強化

医食品バイオ分野の収益改善 キノコの自社販売体制を構築し、収益力を強化ホンシメジの新規栽培法確立により収穫量および品質を向上

遺伝子医療分野における研究開発の推進 「レトロネクチンHSV-TK遺伝子治療の治験、®誘導 TCR遺伝子治療の臨床研究を開始 Tリンパ球療法」の有償治療を開始

(11)

宝酒造グループでは、国内酒類事業においてブランド育成を 加速させ、消費者の皆様に支持される強いブランドを複数築く ことで、収益の確保を目指します。「一刻者 」に代表される付加 価値の高い個性豊かなブランドの開発・育成に加え、スタンダー ドゾーンにおいても差別化された品質を持つ極上<宝焼酎>や 「焼酎ハイボール 」などのブランド育成を加速させ、外部環境の 変化に柔軟に対応できる企業体質の実現を目指し、商品ライン ナップを強化します。また、継続的なコストダウン施策を通じて、 原材料価格の上昇傾向等に対応し、収益力の維持に努めます。

成長事業として成果が現れ始めている加工業務用調味料事業 においては、ユーザーニーズに合わせた商品提案・営業活動を実 施し、さらなる成長を目指します。海外事業では、米国、欧州で の展開を加速させるとともに、グローバルな人材の育成を進め、 他地域における新規提携の可能性についても検討を進めていき ます。

2011

3

月期(以下、今期)からフーデックス社が連結 対象となることで、海外売上は自ずと拡大されますが、それ以外 の部分でも海外売上を拡大させていく方針です。今後は、酒類・ 調味料事業の海外比率を上昇させ、国内の人口減少にも対応で きる強固な収益基盤として一層強化してまいります。

タカラバイオグループでは、遺伝子工学研究分野において、 新製品・新サービスの開発を加速させるとともに、海外マーケ ティングを強化することで、安定的に収益を確保していきます。 医食品バイオ分野においては、健康志向食品およびキノコの売 上拡大を目指す一方、キノコの新規栽培技術の導入によるコス トダウンや、効果・効率的な費用投下を通じて収益を改善し、

2012

3

月期の営業黒字化を目指します。この両分野をバイ

オ事業における収益基盤として、遺伝子医療分野における臨床 開発を推し進めることで、遺伝子治療・細胞医療の早期商業化 を目指します。

宝ヘルスケアでは、フコイダンを中心に通販ルートの売上を 拡大し、効率的な顧客獲得を通じて収益を改善していきます。 当社グループの今後の成長投資については、今回のフーデッ クス社の株式取得と同様に、既存事業との相乗効果が望める事 業や、既存事業の周辺領域において選定を進め、当社グループ の成長に資する事業であることを重視して投資判断を行ってい く方針です。

厳しい事業環境において、どのような戦略で勝ち残っていく考えでしょうか。

酒類・調味料事業の収益基盤を強化し、バイオ事業と健康食品事業の育成を進めるという基本方針に基づき、飛躍的な成長に 向けた歩みを着実に進展させることで、企業価値の向上に努めます。

Q

3

2011

3

月期の各事業の重点施策

宝酒造グループ

■ 国内酒類事業においてブランド育成を加速させ収益力を強化

■ 継続的なコストダウン施策で原材料価格の高騰に対応

■ 加工業務用調味料事業および海外事業の成長を加速

タカラバイオグループ

■ 新製品投入や海外マーケティング強化による遺伝子工学研究分野の売上拡大

■ 健康志向食品・キノコの販売拡大などによる医食品バイオ分野の第2の収益事

業化

■ 遺伝子治療・細胞医療の早期商業化に向けた臨床開発の推進

宝ヘルスケア

■ フコイダンを中心とする通販ルートの売上拡大

(12)

今期の連結業績見通しは、売上高が

1,950

億円、営業利益が

88

億円、経常利益が

89

億円、当期純利益が

47

億円を予想して

います。宝酒造グループ、タカラバイオグループともに増収増 益を見込んでおり、連結業績でも当期実績を上回る見通しです。 しかしながら、

2008

5

月に公表した第

7

次中計の財務目標

である売上高

2,000

億円以上、経常利益

100

億円以上という

数値には、残念ながら届かない見込みとなっています。その背 景には、

2008

年秋に勃発したリーマン・ショックなどの想定外

の景気悪化や、急速な円高進行による為替の影響があります が、今期は増収増益を目指すとともに、将来に向けた成長事業 の育成も積極的に推進してまいります。

株主の皆様への利益還元については、安定的な配当の継続を 基本としつつ業績連動の要素も加味した配当と、資本効率の向 上に資する自己株式の取得を併せて実施する方針としており ます。第

7

次中計では、株主還元総額が

3

ヵ年累計で

100

億円 以上、株主還元性向*が

50%

以上という具体的な数値目標を 掲げ、積極的な株主還元に努めています。

当期は前期同様、

1

株当たり

8

50

銭の配当とさせていただ きました。加えて、

13

66

百万円の自己株式取得も実施した

ことにより、株主還元総額は

31

55

百万円、株主還元性向は

60.6%

となりました。

今期は、当期と横ばいの配当を予定しており、

2010

5

から

6

月に実施した

250

万株の自己株式取得と合わせて、株主

還元総額は

30

億円規模、株主還元性向は

50%

以上となる見

込みです。継続的な株主還元の実施により、

3

ヵ年累計の株主

還元総額は

100

億円以上となり、第

7

次中計で掲げた財務目標

を達成する見込みです。

株主の皆様におかれましては、引き続きご支持を賜りたく、 よろしくお願い申し上げます。

今期の業績見通しと、株主還元についてお聞かせください。

7

次中計で掲げた最終年度の目標には届かないものの、増収増益とさらなる成長を目指して取り組みます。 また、配当と自己株式の取得を合わせ積極的な株主還元を継続します。

Q

4

2010

7

 代表取締役社長

79.0 79.0

60.6

3,978

3,155

2

,1

6

7

1

,8

1

0

1

,3

6

6

1

,7

8

9

2011/3 2009/3 2010/3

0 5,000 10,000

0 50

100 第7次中計で定めた

目標株主還元総額

第7次中計で定めた 目標株主還元性向

3ヵ年累計 (予定) (予定)

2011年3月期 予想

第7次中計

3年目計画

中計3年目計画比

増減 比率(%)

売上高 195,000 204,200 ▲9,200 ▲4.5

営業利益 8,800 10,200 ▲1,400 ▲13.7

経常利益 8,900 10,200 ▲1,300 ▲12.7

当期純利益 4,700 5,100 ▲400 ▲7.8

* 株主還元性向=「株主還元総額(配当総額+自己株式取得額)」÷「みなし連結当期純利益」** **みなし連結当期純利益=(連結経常利益−受取利息・配当金+支払利息)×(1−法定実効税率)

(百万円) (%)

(単位:百万円)

2011

3

月期業績予想

自己株式取得額 配当総額 株主還元性向 

(13)

特集

Established

Strengths,

Sustained

Progress

TaKaRa

グループは、事業環境の先行きを見据え、自社の強みを活かすための施策を実施してまいりました。

ここでは、これまで築き上げてきた事業戦略の成果と次の成長に向けた戦略の進捗をご紹介します。

Established

Strengths

事業基盤を支える確かな強み

酒類・調味料事業

多様な消費者ニーズに応える高付加価値商品の育成

バイオ事業

利益を伴う成長事業への躍進

Sustained

Progress

次の成長に向けた着実な歩み

酒類・調味料事業

成長事業育成に向けた取り組み

健康食品事業

宝酒造とタカラバイオのシナジーを活かし、将来の収益の柱へ育成

バイオ事業

(14)

Established

Strengths

事業基盤を支える確かな強み

酒類・調味料事業

多様な消費者ニーズに応える高付加価値商品の育成

国内酒類事業は、景気低迷を背景とした消費者の節約志向に直面し、厳しい事業環境が継続してい ます。こうしたなか、宝酒造は、

2010

3

月期においても、単体で前期並みの営業利益を確保しました。 これは、多様な消費者の嗜好に対応すべく、商品ラインナップを拡充してきた成果です。

宝酒造の商品提案力

1970

年代の宝焼酎「純」による焼酎需要の復興や、

1980

年代のタカラ

can

チューハイによるソフトア

ルコール飲料市場の創造など、宝酒造が生み出した数々のヒット商品は、日本人がお酒に対して抱く考え 方を変化させるほどの影響力がありました。これらの商品には、「お酒の新しい飲み方 」や「生活シーンへ の深い関わり 」といった従来の商品にはない提案があり、消費者の支持を集めたのです。宝酒造のブラン ド力は、時代をとらえた斬新な商品を消費者に送り届けてきた、確かな実績の積み重ねにより築き上げら れました。

競争の激しい現在の市場環境においても、先人が残してきた偉大な実績の後に続く商品を育てるべく、 ブランド力強化を顧客の維持・獲得のための重点項目と位置付け、高付加価値商品を提案し続けていま す。以下では、高付加価値商品の代表である全量芋焼酎「一い っ こ も ん刻者」、本格麦焼酎「知しらしんけん心剣」、松竹梅「白しらかべぐら壁蔵」 <生き も と純米>をご紹介します。

独自の技術力で実現した 芋

100%

の全量芋焼酎「一刻者」

2001年に発売された「 一刻者 」は、麹原料にも芋を使用した 全量 芋焼酎。芋麹の製造は極めて難しく、一般的な芋焼酎 には米麹が使用されています。しかし、宝酒造は長年培って きた技術を用いることで良質な芋麹の製造を可能にしまし た。良質な芋麹で造った「 一刻者 」は、芋本来の甘い香りと上 品な味わいで消費者の支持を集め、現在では50億円以上を売 り上げる大型商品に成長を遂げています。

麦本来の香りと味わいを追求した本格麦焼酎「知心剣」

2008年に発売された「 知心剣 」は、4年2ヶ月もの開発期間を費やして誕生したこだわりの本格麦焼酎。国産の二条 大麦を100%使用し、仕込には黒麹を用いた全量麦麹仕込の手間隙かけた逸品です。「 知心剣 」は、業務用ルート限 定で先行発売し、消費者の支持を獲得した2009年8月に一般ルートでの販売を開始。じっくりとブランド育成を進 めています。

伝統の 生 造り で米の旨みを引き出した清酒

松竹梅「白壁蔵」<生 純米>

2008年に発売された松竹梅「白壁蔵」<生 純米>は、「本当に旨くてよい酒」を求め、蔵づくりから始めるという構

想の下に誕生した「松竹梅白壁蔵」で生み出された清酒。江戸時代から続く伝統技法 生 造り で仕込まれ、米の旨み を十分に感じる、まろやかでやわらかい味わいが特徴です。全国各地の飲食店とタイアップしたファンづくりイベン トを通じ、食中酒としてブランド育成を進めています。

4,000 6,000

2,000 3,000 5,000

1,000

0

2 0 0 2 /32003/32004/32005/32006/32007/32008/32009/32010/32011/3 一刻者 売上高推移

(予想)

(15)

ブランド育成の方向性

宝酒造グループでは、二極化する消費者ニーズに対応し、「こだわりゾーン 」と「スタンダードゾーン 」の 双方においてブランドの強化を進めています。「差別化された高付加価値なブランドの集合体」を実現し、 景気変動の影響を受けにくい強固な事業基盤を確立します。

こだわりゾーン

消費者の高品質ニーズに応え、 じっくりとブランド育成を行う 商品カテゴリー

■主な商品

  全量芋焼酎「一刻者」   本格麦焼酎「知心剣」

  松竹梅「白壁蔵」<生 純米> etc.

ブランド育成の考え方

スタンダードゾーン

消費者の節約・低価格志向に応え、 販売量の確保と収益基盤の強化に つなげる商品カテゴリー ■主な商品

  極上<宝焼酎>   焼酎ハイボール   松竹梅「天」 etc.

「差別化された高付加価値なブランドの集合体」の実現を目指す

バイオ事業

利益を伴う成長事業への躍進

「遺伝子工学研究分野」という確固たる事業基盤を有し、遺伝子医療の商業化に向けて事業を加速さ せるタカラバイオグループ。事業基盤の確立に向けた歩みは、

2005

年にバイオ研究用試薬の製造・販 売を行うクロンテック社を買収したのを機に加速しました。

2010

3

月期には、

3

期連続となる営業 黒字を達成し、収益性と成長性を両立する事業へと着実に成長を遂げています。

グローバルマーケットでの地位を築いた遺伝子工学研究分野

1979

年、国産初となる制限酵素の発売により、事業を開始した遺伝子工学研究分野。以来、次々と新し

い遺伝子工学技術を生み出し、大学などの公的機関、製薬会社等の民間企業が進めるバイオテクノロジー 研究を支援してきました。

収益基盤の強化において、重要な役割を果たす

PCR

法(ポリメラーゼ連鎖反応法)に着目したのは、

1988

年のこと。米国企業から

PCR

法による遺伝子増幅システムの国内独占販売権を獲得しました。

1993

年には

PCR

法に関するライセンスを受け、

PCR

関連製品の自社製造・販売を開始。

PCR

法がバイ

オテクノロジー研究に欠かせない必須技術のひとつとなった今日、タカラバイオは、高い正確性、優れた伸 長性および確実性を併せ持つ

PCR

酵素など、その高い技術力で生み出した様々な製品により、世界市場に

おいて確かな存在感を示しています。

タカラバイオグループでは、収益基盤である「遺伝子工学研究分野 」において、新製品開発、海外売上の 拡大、中国への製造移管による価格競争力の強化などを通じ、さらなる事業強化を進めてまいります。

クロンテック社の買収と海外比率の拡大

2005年、蛍光タンパク質を用いた遺伝子機能解析システムな どの分子生物学分野に強みを持つ米国クロンテック社を買収 しました。これにより、従来から強みを持つ遺伝子工学研究用

酵素やPCR関連技術などの遺伝子工学分野だけでなく、分子

生物学分野の製品ラインナップも拡充されました。幅広い研究 用試薬の製品ラインナップは、海外での売上拡大に大きく寄与 しています。

20.1

%

37.1

%

北米 9 .4 %

欧州 2.7%

アジア 7.9%

その他 0.1%

海外比率 海外比率

北米 16.5%

欧州 8.1%

アジア 12.4%

その他 0.1%

売上高 百万円 売上高 百万円 2005年3月期 2010年3月期

海外比率の拡大

(16)

Sustained

Progress

次の成長に向けた着実な歩み

酒類・調味料事業

成長事業育成に向けた取り組み

宝酒造グループでは、海外事業と加工業務用調味料事業を成長事業として位置付け、積極的な事業 拡大に努めています。

海外事業

宝酒造が本格的に海外市場に打って出たのは

1982

年。米国の沼野酒造に資本参加( 翌年、米国宝酒造

に改称 )し、清酒「 松竹梅 」の現地生産を開始しました。現在では、米国および中国に製造拠点を保有し、 清酒と調味料の

2

つのカテゴリーを柱に、全世界における売上拡大に向けて事業を推進しています。

そのような中、米国宝酒造では、

2010

3

月期までに製造能力を

1.2

倍(

2007

年比 )に増強し、

2012

年には

1.5

倍(

2007

年比 )にまで拡大する計画が進んでいます。また、日本食レストランに加え、西海岸 の米国系食品スーパーや、東海岸の米国系リカーストアや高級飲食店への清酒「松竹梅 」の導入を促進して います。さらに、日本食の普及が進む欧州での販路拡大に向けた施策も実施しています。

FOODEX SAS

への資本参加

2010年4月にフランス最大規模の日本食材輸入卸会社であるFOODEX SAS( 以下、フー デックス社 )の株式の80%を取得しました。この株式取得により、宝酒造グループとして欧 州における卸事業に参入することで、日本食材流通の拡大および日本食文化のさらなる浸透 を図るとともに、そのシナジーを活かして、清酒や調味料の売上拡大を目指します。

フーデックス社の概要

(1) 事業内容: 酒類・食品・調味料等の輸入・卸売業 (2) 代表者: Nicolas Mercier

(3) 設立年月日: 1992年6月29日

(4) 子会社: FOODEX SARL(スイス)、FOODEX SRL(イタリア)、 FOODEX SUD SARL(南フランス)※いずれも100%子会社 (5) 従業員数: 単体39名、連結46名

(6) 決算期: 12月31日

加工業務用調味料事業

少子高齢化・人口減少が進展し、国内の食市場は縮小傾向にある一方、核家族化・世帯数の増加によって、 中食市場は今後の成長が見込まれます。これを見据え、加工業務用調味料事業を成長事業のひとつに位 置付けて中食市場の開拓を進めています。

2006

4

月、宝酒造に調味料加工業務用事業本部を設置し、加工業務用調味料の営業活動を加速させ

る体制を整えました。以来、ユーザーの求める経済性と機能性を両立する商品ラインナップを取り揃え、 着実に新規ユーザーの獲得を積み上げる一方、大口ユーザーの確保へ注力してきました。この結果、

2010

3

月期は、売上高で前期比

5%

程度の増収となり、成果が現れてきました。

今後も引き続き、ユーザーニーズに合わせた商品提案に加え、それぞれのユーザーのもつ課題を解決す る営業提案を行うことで、信頼関係の構築と取引数量の拡大を図っていきます。

14,942

18,832

23,854

2

,4

5

4

1

,6

3

8

2

,8

8

7

1

,9

8

1

2008 2009 2007

2

,4

2

6

3,543

フーデックス社の業績推移

(千ユーロ) 営業利益 当期純利益 売上高

米国のスーパーに並ぶ 清酒「松竹梅」

(17)

健康食品事業

宝酒造とタカラバイオのシナジーを活かし、

将来の収益の柱へ育成

2006

9

月、宝酒造の機能性食品事業とタカラバイオの健康志向食品事業とのシナジーを最大化す

るためにグループ内の事業を再編して誕生した宝ヘルスケア。タカラバイオの健康志向食品の開発力 と宝酒造のマーケティング力、販売ノウハウを活用することで、グループの健康食品事業の拡大を加 速させています。

健康食品事業の基本方針

宝ヘルスケアの商品は、タカラバイオが長年研究してきた機能性食品素材を商品化したもの。主力素材 であるガゴメ昆布「フコイダン」を中心に、通信販売ルートでの顧客獲得を順調に進めています。

まだ事業規模は小さいものの、「

TaKaRa

フコイダンサプリ

50

」を中心に、マーケティング費用を効率的に 投下することで、リピート率の向上、上位品への移行を促進し、通信販売ルートの売上をさらに拡大させて いきます。

バイオ事業

遺伝子治療の臨床開発が着実に進展

2008

10

月、国立がんセンター中央病院(現:国立がん研究センター中央病院)において、再発白血 病などを対象とした体外遺伝子治療(HSV-TK遺伝子治療)の治験が国内で初めて開始されました。 早期の薬事承認を目指し、臨床開発を推進していきます。

商業化に向けた着実な進展

遺伝子医療分野における進展は、

HSV-TK

遺伝子治療にとどまりません。三重大学医学部と共同で実施

している

TCR

遺伝子治療では、

2009

8

月に臨床研究を開始。加えて、この臨床研究を中心とする複合的

がん免疫療法の研究開発プロジェクトが、

NEDO

(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の

推進する橋渡し研究推進合同事業に採択されました。この事業は、先端的な医療を実用化するために文部 科学省と経済産業省

/NEDO

が連携して実施する事業であり、実用化への加速が期待されます。

細胞医療においても、京都府立医科大学と共同で実施していた、消化器がんおよび肺がんを対象とする レトロネクチン拡大培養法を用いたがん免疫細胞療法の臨床研究が

2010

4

月に終了し、安全性を示す結 果が得られました。これを受け、同療法を「レトロネクチン®誘導

T

リンパ球療法」と命名し、医聖会百万遍 クリニック(京都市)で有償治療を開始しました。また、引き続き、有効性を確認する目的で臨床研究を実施 しています。

タカラバイオでは、今後も遺伝子治療・細胞医療の早期商業化に向け、臨床開発を進めてまいります。

通信販売ルート売上高推移

(百万円)

800

600

400

200

0

2008/3 2009/3 2010/3 2011/3

TaKaRaフコイダンサプリ50

遺伝子治療・細胞医療の臨床開発

対象疾患 提携先 現状・今後

HSV-TK遺伝子治療

(ドナーリンパ球輸注療法)(治験) 再発白血病 国立がん研究センター中央病院

・2008年10月に第Ⅰ相臨床試験開始 ・2011年度に終了予定

HSV-TK遺伝子治療

(ハプロ add-back)(臨床研究) 造血器悪性腫瘍 国立がん研究センター中央病院 ・・20092012年年度に終了予定12月に臨床研究開始

TCR遺伝子治療・wtMA24(臨床研究) 食道がん 三重大学医学部 ・2009年8月に臨床研究を開始

2012年度に終了予定

TCR遺伝子治療・siMA24(RN-T)(臨床研究) 食道がん 三重大学医学部等 ・2012年度に臨床研究を開始予定

TCR遺伝子治療・siWT24(RN-T)(臨床研究) 脳腫瘍・造血器腫瘍・大腸がん 三重大学医学部等 ・2012年度に臨床研究を開始予定

MazF 遺伝子治療 HIV ペンシルベニア大学、鹿児島大学、医薬基盤研究所 ・米国での臨床試験を2011年度に開始予定

レトロネクチン®誘導Tリンパ球療法 (臨床研究)

食道がん・卵巣がん等 三重大学医学部等 ・2008年3月に臨床研究を開始

2011年度に終了予定

肝細胞がん 京都府立医科大学 ・2010年7月より臨床研究を開始予定

2015年度に終了予定

(18)

 松竹梅は、「よろこびの清酒」として、慶祝・贈答 市場におけるトップブランドの地位を確立してい ます。

2001

年には「本当に旨くてよい酒とは何か」 を徹底的に追求するため、伝統的な手造りの原理 を再現した最新鋭の設備と人の手で行う酒造りの 両方を併せもった松竹梅白しらかべぐら壁蔵( 神戸市東灘区 )を 完 成 さ せ ま し た。こ こ で は 松 竹 梅「 白 壁 蔵 」 〈生きもと純米〉などの特定名称酒を製造しています。 また、晩酌市場では二段酵母仕込により「 コクが あってすっきり辛口 」の 松竹梅「 天 」が多くのお 客様からご支持をいただいています。業務用市場

においては 松竹梅「豪快」が、「燗で冴える辛口」 として好評です。これからも松竹梅は造りや原材 料にこだわり、お客様に満足していただける高品 質で個性的な商品を提案していきます。

 長年培ってきた独自の蒸留技術や貯蔵技術に よって、時代が求める焼酎を追求し、市場を創造し 続けることで、焼酎市場の発展に貢献してきまし た。甲類焼酎では、伝統と安心の焼酎

No. 1

ブラン

ド 宝焼酎 をはじめ、樽貯蔵熟成酒を

3%

ブレン

ドしたひとクラス上の宝焼酎 極上〈宝焼酎〉、発 売から

30

年以上のロングセラーを続ける 宝焼酎

「 純 」 など、品質で差別化されたブランドにより トップシェアを堅持しています。また、本格焼酎市 場においても、芋

100%

にこだわった 全量芋焼 酎「一い っ こ も ん刻者 」、麦本来の味わいを追求した 本格麦

焼酎「知しらしんけん心剣」など、様々な原料において独自の技 術による品質にこだわった商品を開発・育成してい ます。

焼酎

清酒

事業概要

カテゴリー別

売上構成比 45.6%

12.7%

12.7%

12.9%

16.0%

焼酎

清酒 ソフト

アルコール 飲料 調味料

その他

売上高 (百万円)

2008/3 2009/3 2010/3

73,679 76,783 76,214

売上高 (百万円)

2008/3 2009/3 2010/3

23,777

22,561

21,223

宝酒造グル ープ

TaKaRa

グループのコア事業である酒類・調味料事業の歴史は、

1842

(天保

13

)年まで

(19)

 「 お酒のチカラでもっとおいしく 」をテーマに、 本みりんのトップブランドとして日本の食文化と ともに進化・発展を続けてきた タカラ本みりん や、素材の生臭みを消し、料理に深いコクとうまみ を与える タカラ「 料理のための清酒 」など、料理 をおいしく、食卓を豊かにする様々な酒類調味料 をご提案しています。また、加工業務用市場に向 けては、お惣菜や加工食品などに適した酒類調味 料やだし調味料など、加工業務用専用の「 京寶 」ブ ランドをはじめとする商品を取り揃えるととも に、食品分析やアルコールの調理効果研究、レシピ

開発など、お客様とともに様々な課題解決に取り 組んでいます。

1984

年に日本初の缶入りチューハイとして衝

撃的なデビューを飾った タカラ

can

チューハイ

は、時代をとらえた商品として、その後の缶チュー ハイ市場をリードし、また厳選された「焼酎」「果汁」 「水 」と確かな技術に裏づけられたこだわりの品質

は、今も多くのお客様からの高いご支持をいただ いています。また、下町の大衆酒場で愛される辛 口チューハイの味わいを追求した

TaKaRa

「 焼酎 ハイボール」、「ストレート混濁果汁」を使用し、果 汁のおいしさに徹底的にこだわった タカラ

CAN

チューハイ「 直搾り 」 や、糖類不使用で果汁

50%

TaKaRa

「 おいしいチューハイ 」 など、お客様

の様々な嗜好にお応えできるこだわりの商品を開 発・育成していきます。

海外

 おいしくヘルシーな食事として日本食が注目を浴びグローバル化されるのに伴っ て、清酒やみりんも普及しており、現在欧米やアジアを中心に世界

40

カ国以上の国々

で清酒「 松竹梅 」、タカラみりんをはじめとする宝製品が親しまれています。清酒、 みりん、焼酎などの日本の味わいを紹介していくことによって、日本の食文化を世界 中に広めていきたいと考えて取り組んでいます。またスコッチウイスキー、バーボン ウイスキーの製造・販売にも取り組んでおり、さらにグローバルに事業を展開してい ます。

調味料

ソフトアルコール飲料

事業概要

売上高 (百万円)

2008/3 2009/3 2010/3

21,626 21,544 21,583

売上高 (百万円)

2008/3 2009/3 2010/3

19,934 20,569 21,285

(20)

遺伝子工学研究分野

医食品バイオ分野

事業概要

86.4%

遺伝子工学研究分野

11.6%

医食品バイオ分野 2.0% 遺伝子医療分野

カテゴリー別 売上構成比

タカラバイオグループ

TaKaRa

グループのバイオ事業の使命は、遺伝子治療などの革新的なバイオ技術の開発

を通じて、人々の健康に貢献することです。その実現を担うタカラバイオグループでは、 技術および収益の基盤である「遺伝子工学研究分野」で安定的な収益を稼ぎ出し、「医食 品バイオ分野」を第

2の収益事業へ育成し、

「遺伝子医療分野」に経営資源を投入して遺 伝子治療・細胞医療の商業化を目指しています。

 世界のバイオ研究者を対象に、研究用試薬および 理化学機器の製造販売や研究受託サービスなどを提 供しています。売上高の約

9

割、全ての営業利益を

稼ぎ出す、タカラバイオグループの収益の柱です。  研究用試薬・理化学機器においては、遺伝子増幅法 として幅広く利用されている

PCR

法に関するライ

センスを受け、高い正確性、優れた伸長性および確 実性を併せもつ

PCR

酵素や、伸長性に優れた逆転写

酵素などを全世界に提供し続けています。

2005

9

月には米国クロンテック社を買収し、研究用試薬の ラインナップを大幅に拡充するとともに、海外での 売上を拡大しています。また、クロンテック社製品の 製造を米国から中国に移管するなど、利益面の相乗 効果創出に向けた取り組みを続けています。  研究受託サービス事業では、ゲノム解析センター であるドラゴンジェノミクスセンターを中心に、

ゲノムの配列解析や次世代シーケンス技術を利用 した高速シーケンス解析、

DNA

チップを用いた遺

伝子発現解析などを行っており、総合的な研究受 託サービス体制を整えています。

 研究開発では、クロンテック社とのシナジーを活 かしながら、遺伝子工学分野に加え、研究が活発化 している人工多能性幹細胞(

iPS

細胞)など、成長

が見込まれる細胞生物学分野に注力しています。 今後も、バイオ研究を取り巻く急激な技術革新に 迅速に対応し、新サービスの提供を行っていきます。

 医食品バイオ分野は、日本古来の食材をバイオ テクノロジーで解析し、その成果を健康志向食品 として消費者の皆様にお届けする健康志向食品事 業、キノコの生産販売やライセンスなどを行うキ ノコ事業で構成されています。

 健康志向食品事業は、

TaKaRa

グループの健康食

品事業の製品開発を担っており、ガゴメ昆布「フコ

イダン 」、寒天「アガロオリゴ糖 」、明日葉「カルコ ン」、キノコ「テルペン」、ヤムイモ「ヤムスゲニン®」、 ボタンボウフウ「イソサミジン 」などの生理活性に 関する研究を進めています。これらの機能性素材 を活用した健康志向食品は、宝ヘルスケア社を通 じて販売しています。

 キノコ事業においては、

1973

年に世界で初めて

研究用試薬 リアルタイムPCR装置

売上高

(百万円)

2008/3 2009/3 2010/3

18,080

16,733 16,689

売上高

(百万円)

1,968 2,014

(21)

宝ヘルスケア

宝ヘルスケアは、

TaKaRa

グループの持つ独自素材や技術を活かした安心・安全な

健康食品を、お客様へ直接お届けするダイレクトマーケティングを通じて、人々の健 康で生き生きとした生活を応援しています。その具体的な役割は、タカラバイオが 素材の研究・開発を行い、研究データを蓄積した上で、宝ヘルスケアと共同で製品開 発を行います。そして宝ヘルスケアは、タカラバイオから製品の供給を受けて、マー ケティング活動や通信販売を中心とする販売活動を行います。この一連の取り組み の中でお互いのシナジーを追求し、健康食品事業の成長を加速させていきます。

遺伝子医療分野

 遺伝子工学研究分野で培われたテクノロジーを 利用して、遺伝子医療( 遺伝子治療、細胞医療 )に 必須な中核技術を開発し、その商業化を目指して います。

 この分野における中核技術の一つが、インディア ナ大学と共同開発したレトロネクチン法です。この 技術によって、体外遺伝子治療において、造血幹細 胞などの血球系細胞への高効率遺伝子導入が可能 となりました。タカラバイオは、レトロネクチン法 の全世界における独占的実施権を保有しています。 二つ目の中核技術が、レトロネクチン®を用いた リンパ球の拡大培養法です。この技術には、抗原 認識能力の高いナイーブT細胞を多く含む細胞集 団が大量に得られる利点があり、遺伝子治療や細

胞医療に用いられています。タカラバイオは、こ れらの技術を積極的に全世界にライセンスアウト していくことで、技術の普及と収益の拡大を目指 しています。

 さらに、自社プロジェクトとしても、遺伝子治療 の臨床開発を進めています。

2008

年には国立が ん研究センターと治験契約を締結し、同センター中 央病院にて、再発白血病を対象とした体外遺伝子 治療の治験を国内で初めて開始しまし

た。また細胞医療においては、レトロ ネクチン®誘導

T

リンパ球療法の臨床 開発や、がん免疫細胞療法に関する支 援事業を国内外の医療機関と提携して 展開しています。

TaKaRa健康通販トップページ ホンシメジ

成功したブナシメジの大量生産技術に加え、ハタ ケシメジやホンシメジの生産技術も有しています。 現在では

JA

全農長野などへ大量生産技術などのラ

イセンス事業を推進するとともに、ハタケシメジ やホンシメジなどの自社生産販売にも取り組んで います。

2011

3

月期にはホンシメジ約

120

トン、

ハタケシメジ約

1,500

トンの生産を見込んでいる

ほか、タカラバイオが持つ栽培技術やゲノム解析

技術などを活用した高付加価値キノコの新規生産 技術の開発を進めています。

レトロネクチン®

左から

TaKaRaフコイダンサプリ50

売上高

(百万円)

2008/3 2009/3 2010/3

229

165

(22)

酒類・調味料事業

バイオ事業

2010年4月1日現在

宝ホールディングスの歴史

1842年 酒造業を開始

1916年 自社で新式焼酎・新式みりんの製造を開始

1933年 松竹梅酒造株式会社設立

清酒「松竹梅」の販売を開始

1957年 ビール事業進出(「タカラビール」発売)

1967年 ビール事業撤収

1970年 醗酵調味液「味しるべ」発売

1972年 中国酒の輸入販売開始

1977年 宝焼酎「純」発売

1979年 カムバック・サーモン・キャンペーン 開始

1983年 米国宝酒造株式会社設立

1984年 タカラcanチューハイ発売 1986年 「TaKaRa バービカン」発売

1993年 特定保健用食品として

「カルシウムパーラー」認可

1994年 本格米焼酎「よかいち」全国発売

1995年 合弁会社、北京寛宝食品有限公司(現・宝酒造食品有限公司)設立

1998年 緑字決算報告書(現・緑字企業報告書)を発行

ワイン事業に本格参入

2000年 OCIA認証「特撰タカラ有機本みりん」発売

2001年 株式会社ラック・コーポレーションの株式を取得

全量芋焼酎「一刻者」発売

清酒・特定名称酒の拠点として灘工場「白壁蔵」完成

2003年3月期

02年 4月 分社・持株会社化により宝酒造株式会社設立 03年 3月 生産拠点の再編

2004年3月期

03年 9月 松竹梅「天」発売

2005年3月期

04年 8月 タカラ有機本料理清酒発売

2006年3月期

05年 9月 宝チューハイ壜詰発売

10月 「京寶」加工業務用本みりんNなど、 加工業務用専用ブランド「京寶」導入 06年 3月 TaKaRa「焼酎ハイボール」発売 焼酎「JAPAN」発売

1925年 寳酒造株式会社創立 1949年 株式を上場

2000

年 長期経営構想「

TaKaRa Evolution-100

TE-100

)」スタート

2002

年 持株会社体制へ 持株会社 宝ホールディングス株式会社設立

2006

年 グループ内の事業を再編し「宝ヘルスケア株式会社」設立

2008

TaKaRa

グループ第

7

次中期経営計画 スタート

2004年3月期

03年 5月 米国VIRxSYS社に遺伝子治療用レトロネクチン®

ライセンスを供与

10月 タカラバイオ株式会社が第三者割当増資を実施

04年 1月 宝日医生物技術(北京)有限公司設立(中国北京市)

2005年3月期

04年 11月 飲む寒天〈カロリーオフ〉発売

12月 マツタケのゲノム解析をホールショットガン方式で完了

タカラバイオ株式会社東証マザーズ上場

05年 3月 三重大学医学部に、難治性のがんを対象としたT細胞受容体

(TCR)遺伝子治療の臨床開発を共同で推進するために、産学

官連携講座を設置

2006年3月期

05年 5月 国立がんセンターと白血病の遺伝子治療臨床試験を目指した 共同研究契約を締結

9月 米国BD社からクロンテック事業を買収

06年 3月 リアルタイムPCR装置を発売

2007年3月期

06年 7月 難治性白血病の検査法に関する特許の独占的実施権(日本を除 く)を米国インビボ・スクライブ社に供与

9月 健康志向食品事業の販売機能を宝ヘルスケア(株)に移管

2008年3月期

07年 8月 クロンテック社の蛍光タンパク質シリーズを発売

1970年 大津市に中央研究所完成

ブナシメジの人工栽培に成功

1979年 国産初の遺伝子工学研究用試薬「制限酵素」

を発売

1988年 PCR法による遺伝子増幅装置の国内独占

販売権獲得

1993年 宝生物工程(大連)有限公司設立(中国大連市)

全世界にわたる広範囲のPCR関連特許ライセンスを取得

1995年 高効率遺伝子導入法であるレトロネクチン法を開発

1997年 遺伝子治療研究用試薬「レトロネクチン®」を

全世界で発売開始

米国インディアナ大学においてレトロネクチ

ン法を用いた遺伝子治療の臨床研究を開始

1998年 DNAチップ作製装置と解析装置の販売を開始

2000年 高速ゲノム解析センター、ドラゴン・ジェノミ

クス株式会社設立(02年10月タカラバイオ (株)に吸収合併)

等温遺伝子増幅法「ICAN法」を開発

2002年 コールドショックベクター法を用いたタンパク

質発現システムを開発

2003年3月期

02年 4月 分社・持株会社化によりタカラバイオ株式会 社設立

03年 2月 モルメド社(イタリア)と、がん自殺遺伝子治療等に関する遺伝子治 療技術のアジア独占実施権について合意

宝焼酎「純」

加工業務用専用ブランド「京寶」 松竹梅「天」 全量芋焼酎

「一刻者」

飲む寒天〈カロリーオフ〉 米国宝酒造

レトロネクチン®

ブナシメジ

(23)

健康食品事業

クロンテック社

三重大学内の細胞調製室

宝ホールディングスの歴史

2007年3月期

06年 6月 長崎運送株式会社(現・長運株式会社)を子会社化

9月 飲料事業の既存商品の販売中止を発表

10月 東日本クッキングラボ(現・東日本調味料カスタマーセンター)稼動

07年 3月 タカラCANチューハイ「直搾り」発売

2008年3月期

07年 9月 全量芋焼酎「一刻者」〈石蔵甕貯蔵〉発売

宝焼酎「純」のラベルデザインをリニューアル

2009年3月期

08年 8月 本格麦焼酎「知心剣」発売 9月 松竹梅「白壁蔵」〈生 純米〉発売

2010年3月期

09年 8月 本格麦焼酎「知心剣」の販売ルートを拡大 9月 タカラcanチューハイ〈グレープフルーツ〉発売

10月 全量芋焼酎「一刻者」〈長期貯蔵原酒〉発売

08年 1月 急性白血病遺伝子治療の共同開発パートナーであるモルメド社(イタリア)が第Ⅲ相臨床試験をイタリアで 開始

3月 三重大学にて、食道がん、頭頚部がんなどを対象としたレトロネクチン拡大培養法による「がん免疫再建療

法」の臨床研究を開始

2009年3月期

08年 10月 再発白血病に対するHSV-TK遺伝子治療の治験を国立がんセンター中央病院で開始

医療法人社団医聖会、タカラバイオの技術支援のもとにがん免疫細胞療法の有償治療を開始

RNA分解酵素(MazF)遺伝子を導入した細胞に、多剤耐性エイズウイルス臨床分離株に対する抵抗性を賦

与できることを確認

09年 3月 ヒトiPS細胞作製用試薬を発売

2010年3月期

09年 4月 レトロネクチン拡大培養法を用いたがん免疫細胞療法の臨床研究を京都府立医科大学で開始

6月 中国での細胞培養用培地事業においてコージンバイオ株式会社と基本合意

9月 複合的がん免疫療法の研究開発プロジェクトが橋渡し研究推進合同事業に採択

11月 レトロネクチン®を用いたリンパ球拡大培養法に関する特許が日本において成立

10年 3月 米国でのエイズ遺伝子治療の臨床試験を開始するため、ペンシルベニア大学と共同研究契約を締結

※2003年3月期以降は、事業年度(4月1日∼翌3月31日まで)での記載となっております。

2007年3月期

06年 9月 宝ヘルスケア株式会社設立

2008年3月期

07年 8月 TaKaRaフコイダンサプリ50 発売

9月 クーガイモ発売

08年 1月 株式会社アムスライフサイエンスと資本業務提携

2009年3月期

08年 6月 明日葉カルコン発売

09年 2月 TaKaRaフコイダン〈カプセル〉発売

3月 飲む寒天〈糖類ゼロ〉発売

2010年3月期

09年 7月 キノコテルペン発売

松竹梅「白壁蔵」 〈生 純米〉 本格麦焼酎

「知心剣」

TaKaRa

参照

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